機動戦士ガンダム第08MS小隊 第3巻・第4巻

もたもたしている間にBS11で再放送が始まり、そして終わったのだった。ラストリゾートまではやらなかったね。。というわけでざくざく書いてみますよ感想を。

第7話「再会」
この前の話でアプサラスと再会し、そのまま二人で山中に墜落。つり橋効果第2ラウンドでございますよ。し、シローがかわいいからそれでいいんじゃないかな! というか、今まで妖精さんだったのが急に人間くさくなったので、気持ちのつながり的にちょっと唐突な感じが否めませぬが。恋なら恋で、いい人ならいい人ではっきりしろよ、ていうのは前半の監督に言うことかな。まあとにかくここで恋する青年になりました。なりましたとも。やることもやったようですs(げっほげっほ 

第8話「軍務と理想」
さて、シローの語る青臭い理想論を、恋するが故と片付けていいものかどうか。なんだろ、敵を倒すなどと言うてみても、そもそもが殺人であることに変わりはないわけで。故に、敵は人ではない、悪鬼魍魎の類であるとの思い込みでもないと、倒せて嬉しいと思うのは難しい。上層部は知らんが、少なくとも新人の一兵卒なら。シローがその認識だったとして、アイナと出会って初めて敵は人だと気づいたのなら、シローの性格ならああ言うかなあと思ったりして。まあ、恋もあるだろうけどね。そこは外せないけどね。それなのに、人であるが故に殺し合ってしまう場面に直面しちゃうとかおにちくー。ミラーズリポートもっかい見たい。そういえばギニアスお兄様が。すっかりヤバイ人に。シスコンはうすうす知ってたけどストーカーだったなんて聞いてねえよう。

第9話「最前線」
というわけで、前回命令違反をしたシローたちは、超危険な任務を押しつけられます。今回は、ちと詳しくないんでよく判んないんですが、戦術レベルの駆け引きが面白い回ってことでいいのかなあ。「仲間のためなら戦える」とシローは自分を納得させますが、殺しきれないその甘さにつけ込まれたというか。つけ込まれたとはいえ、人としては間違っていないその甘さにちょっと救われるというか。そんな感じだったかなあ。。いや、部下は大変なんですけどw 

第10話「震える山(前編)」
い、いきなり話飛んでない? そうでもない? アプサラスIIIの完成が早すぎるからそう思うだけ? まあ置いといて。ノリスのおっさんがちょと切ない。戦闘がかっこいいとかはよく判らないのであれですが。親代わりと言われてはにかむとことか、シローを見つけて嬉しくなっちゃうとことか、人間くさくて良かったんですが、おぬしがここで死ななかったらもうちょっと戦況は違っていたのではと思わないでもない。惜しい人を亡くした。。シローの名台詞も目白押しでしたが、言葉の印象が話の流れで聞くのと台詞だけ聞くのとではずいぶん違うなあと。命を賭して単身敵前に乗り込んだノリスの覚悟と、「生きてアイナと添い遂げる」のが願いのシローと。かっこいいのはノリスだけど、人として愛おしいのはシローだなあ。。

第11話「震える山(後編)」
「俺は軍を抜ける」とか言い出したときは大丈夫か?と思いましたが、一兵卒として動いている限り埒があかんてことだったんすね。軍の目的と己の目的は違う、と。結果的に被害を抑えることができたにしても。人を人とも思わぬよう戦わなければならない現場で、人らしくあろうとすることはかくも困難なのか。実はかっこよくもないし、とんでもなくわがままではあるんだけども。だからこそ、私はシローの選択を支持する。

ラストリゾート
ミケルとキキがシローを探しに行く話、でした。(まだDVD借りてたっていう)シローはシローをやめ、アイナはアイナをやめ、二人でひっそりと暮らしていました。最初この話はどこへ向かっているのかと思いましたが、シローとアイナがその名を捨てる過程にほっこりしたのでよし。個人的には存分に壁を殴りたかったですけどw

一通り見終わって。仕方ないとは言え、やっぱ監督交代は痛いなあ。。神田監督の描いたその続きも見たかったし、飯田監督が描いたであろう前半も見たかった。キャラは飯田監督が想定したものの方が好みかなあ。。シローたんはそれなりの重い過去持ちだし、それ故に抱いていたであろうジオンへの憎悪が、アイナとの出会いで一転する過程はちゃんと見たかった気もするし。お兄様のヤンデレも見たかったし。どうにも甘ちゃんなのにラックの値がすごい高い前半シローたんがどんどん周囲をたらし込む話も見たいですけどーw あのまま行ったらもしかすると、サウンドオブミュージックさながらの脱出劇とかあったんかなあ。いいじゃない一兵卒だし駆け落ちしてもさー。
筋立てはわりと面白かったし、もうちょっと丁寧にやったのを見たかったかな、とか思いますです。