忘れないでいてくれ

忘れないでいてくれ

やー、いいもん聴いたー。すごい面白かった! 実は2枚組に躊躇してて今頃初聴きなんですが。なんつか、物語が圧倒的に面白かった。
清涼@遊佐さんは、ヒネてオトナぶってるツンデレを好演。清涼っていうキャラは、感情の揺らぎが理路整然としてるというか。(妙な日本語ですがw)「なんだか判らないけど〜しちゃう」みたいなのがない人なんですね。……他のキャラもそうかな。事件と、それによって引き起こされる感情に矛盾がない感じ。お話全体もそうかなあ。パズルのピースがぴたぴたときれいに嵌ってゆく気持ちよさがあります。今回主人公は清涼なので、これは清涼のパズルを組み立てていく作業ってことになるのかな。んで、失くしたピースが埋まることで、過剰なピースは消えてゆく、と。
んでその清涼の「運命の人」らしい秦野@安元さんは、理詰めの清涼と比べれば直観的。清涼に惚れ込むきっかけはすごく判りやすいけれど。自分の中の善悪の基準がはっきりしてて、それを信じて疑わない感じかな。安元さんの飾らない声は、秦野のまっすぐさにすごく合ってると思いました。
んで、カタカナ表記したくなるような謎の人塚本@檜山さんは。名アドバイザーでしたねえ。ああいう、「面白ければいいんじゃない?」ていう価値観の人好きw なんでもできそうでかえってうさんくさい声、かな。キャラ絵はドレッドにサングラスなんだけど、イメージ的には無精ヒゲでだるそうな感じ。アドバイザーってか指揮官な感じもするかな。根本的な正解を知ってる人だった。一足飛びに正解を教えちゃうのは、親切だけど意地悪w まあ、自分でたどり着かないとね。

この話の結論がすごく好きです。清涼が完成させたパズルがどんな絵だったかは、是非聴いてみてください。

いい話でいい声祭で幸せでしたー。あと、メインテーマ曲がよかった。サスペンス切ない感じでこー。(何語だ)特典フリトのおっさんトークのバックにもかかってて色々台無しな気もするけど。(ぉぃ あ、フリトも面白かったですー。最近フリトから聴くのがマイブームでして、毎度出演者の方々が「本編聴いてからこっち聴いてね!」って言うんですけど、まあ、あちこちCD聴いてれば他CDでのフリトの皆さんで了承済みなので、今更どうということもなく。役者さんですから役とイメージちゃうのは当然じゃん。。フリトのうっすら黒い遊佐さんが大好きですw 檜山さんは……多分よそ行きレベル4くらい。何が基準だっつー話ですけどw