fasti

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そんなわけで、アルバム買ったのです。いやその、裏ジャケのせくしーな人に釣られたのです。コンセプトが12ヶ月って何のことなのかなーと思ってたんですが、どうやらとある男の1年間のようです。「檜山」っていう名前の。(だって歌詞にあるんだもん)檜山さん本人との関係は判りませんw このアルバムは"檜山"君が1年どんな感じで過ごしたかのドキュメント。
なので、ちとややこしいですが、""を取って檜山君の話として感想文を書きます。私の知ってる人かどうかは判らない、檜山君の話。
んでは、全曲レビュー。

  1. 1月 fasti〜幕開け〜
    • インスト曲。和風な楽器の音がお正月っぽく。キンと冷えた空気と、白み始める空と。山の向こうに初日の出。なんかありがたい感じです。年頭ってことで、気持ちも新たに。一応厳かな気分になってみる檜山君。
  2. 2月 DANGAN
    • えー、初めてのスキーで鼻息荒い檜山君。一通り習ってゲレンデを登ってみるんだぜ。だけどまだ直滑降しかできないんだぜ。気合で滑り出して勢いがついてくるとテンションが上がります。いや、その勢いで滑ってきたら危ないから。目が怖いってばw 間奏でハイウェイスターが鳴っています。洋楽ロックは疎いんですが、これはさすがに判ったw んで、長すぎる間奏に不安を覚えたのか唸ってみる檜山さん。(こっちは本人)檜山君の方は、案の定どこかに激突した模様。……お大事に。
  3. 3月 さくら日記
    • タイトルどおり、桜の歌。桜にまつわる風景が色々。ようやく風も柔らかくなってきて、日差しも暖かくて。印象は昼間の桜なので、あんまり寂しさはないかな。檜山君はどうやら花見の場所取りを押し付けられた模様。穏やかな気候で気持ちはいいけれど、することはなんにもないので。ぼんやりと、浮かんでは消える桜の思い出に浸っています。
  4. 4月 拝啓、門出に向けて
    • 散歩中なのか朝帰りなのかは判りませんが、檜山君はあたふたと駆けていく新入社員らしき人とすれ違ったようです。スーツに着られた風のその新人君を見送って、ああ、俺もあんな頃があったなあと。まあ、これから色々あるだろうけどがんばれ、経験を積んで、泳ぎ方を覚えれば、だんだん自信もつくからね、なんて、ちょっと先輩ぶってみる檜山君なのでした。
  5. 5月 ある晴れた土曜日に
    • 五月晴れの芝生。ぼやーっと、空を流れる雲を眺めて。考えることは取り留めなく。次第に回想は子供の頃へ。……暇なのか?(ぉぃ 昼から呑んでるし。土曜日ってか、毎日が日曜日な感じ。大丈夫か檜山君。なんか、「俺こんなんで大丈夫かなあ」っていう呟きが聞こえる気がするんだよな。
  6. 6月 水無月
    • 雨。空、暗いなあ。あ、雷鳴ってる。いやその、歌詞は6月なんだけども、なんか寒い。雨も冷たい感じ。路地裏で、人気もなく。真っ黒な地面に描かれる水の波紋。しとしとぽつぽつ。檜山君はなんやら落ち込んでいる模様。やまない雨はないって、4月は思ってたはずなんだけどなあ。この雨は、涙雨なのかも。何があったか知らんが、思いっきり泣けばいいよ。
  7. 7月 Shooting Star
    • ……そうかフラれたのか。違うか、ケンカ? ですが、檜山君、しばらく逢わないでいる間に頭が冷えたようです。よく考えてみたら、やっぱり彼女が好きだったんだって。 なのでちょっと気障っぽく七夕にデートの約束をしたみたい。彼女も機嫌が直った様子。俺だけの織姫とか、見てるこっちも照れるじゃんw
  8. 8月 NATSU100°
    • 仲直りも済んだので、デートですよ。海かー。いいなー。夏の熱気にあてられて、ちょっとサカってる檜山君。(ぉぃ ちょっとエロい。いちゃいちゃバカップルの歌ですね。ひゅーひゅーとか古いこと言うぞ。檜山君の誕生日も8月なんだ。へえ。
  9. 9月 Mushi no ne
    • 曲はなんだか車で走ってる感じがするんだよな。ドライブ中に秋の虫の豆知識を披露してるのかな。話を聞かされてる相手は、色々聞いてもコオロギしか思い出せない模様。そんな風に囁いたら檜山君の声しか思い出せないよw いい声なんだから。
  10. 10月 あき
    • ……曲中でツッコまないw 秋と安芸。作詞は檜山さん。ちょっと設定に無理が生じてきましたが、「あき」でなんか文章を作れと言われたけど駄洒落しか思いつかなかったよトホホでいいのかな?(ぉぃ あ、ややこしいですが"檜山"君の話ですよ。鉛筆持って頭をひねってみるけれど、途方にくれている檜山君です。勉強机とかが見えるんですが、檜山君そんな歳?
  11. 11月 働く男〜job&joy〜
    • そうか檜山君は声優だったのか。……ん? まあ気にしないことにします。歌の世界は歌の世界。檜山君、酔っ払ってます。誰かと呑んでるんだろうな、居酒屋で。んでこー、今日も一日お疲れ様、で。アルコールが入ってるんでつい本音が。今日も俺がんばった。がんばったよな俺? 誰かがんばったって言ってください、って感じ。「うん」がかわいすぎるw そして、ビール旨そう。自分は下戸なんですけどね。
  12. 12月 Holy&Blight Night
    • また呑んでるよこの人。クリスマスパーティーなのだろうか、夜通し呑んでなんか半分眠いんだけど、そういうときに限って妙に深い話になったりするんだよね。人生の意味とか。まあそんな感じでしんみり呑んでたんだけど、夜が明けてくるとランナーズハイ的なテンションUPがw そして1月に戻る。そんな1年。

えーと、これは檜山版全日本酒飲み音頭っていう解釈でいいのかな?(違)あ、説明すると、「一月は正月で酒が呑めるぞ〜」って歌のことです。半分は呑んでるよな、檜山君。
途中まで普通に聴いてたんですが、コンセプトが見えてからだいぶ面白くなってきました。そうか、こういう人なのか檜山君。くどいようですが、歌の中の人の話ですよ?
他の声優さんの話ですが、役者さんは自分自身として歌うのが難しいそうで。このアルバムも、「檜山修之」というキャラクターを引き寄せたりちょっと離したりしてる感じがします。作詞の人が「こんな感じの人」ってあて書きしてるからなのかな。ある意味「檜山修之」のキャラソンって感じ。声優さんのアルバムってそういうもの?
先刻大はしゃぎしましたが、浴衣やっぱり似合うーw なんかすごいタイムリーでビビる。あと、浴衣に限らないんですが、襟元開いてるとドキドキするw 男子の絶対領域ってシャツから覗く鎖骨だよなあと。
音楽のレビューは本領なので、ついマジになりましたw 音から見える風景は面白いです。すごい集中するんで、終わるとぐったりなんですがw 聴いた人がなるほどと思ってくれればいいな。