勇者特急マイトガイン #18

第18話「永遠に美しく」

タイトルからもうビトンの犯行だと判りますねw それにしても今回のビトンさんはひどい。うう、珊瑚礁……森林……。どうも、長い年月をかけて育ったり作られたりしたものが失われるのに耐えられないです。前回の話じゃないですが、失われた命は元に戻らないんだぞ。

そんなわけで、ビトンさんがばりばり自然破壊をしています。そんな風にざっくざっく壊してたら目的のブツも一緒に壊しちゃいそうな気がするんですが、そんなことはお構いなし。ビトンのロボが通った後は無残としか言いようがない状態です。ニュースを見て、静かに怒りを表す舞人さん。ぞくぞくするほどかっこいい声だったので不謹慎にもときめきましたが、青木さんの無邪気な駄洒落にはちょっと殺意を抱きました。いやね、珊瑚礁に感情移入しちゃってて。。その横で、浜田君が地名を聞いて首を傾げています。襲われた地点になにか引っかかりを感じるようです。浜田君、オールマイティに博識だな。高校生クイズで優勝できるぜ。


で、ビトンの目的がなんだったのかというと。アステカ文明の伝説の若返り薬を作ることだったのです。かぐや姫も真っ青の、ほとんどファンタジーな材料が必要なのですが、この世界では行くところに行けばあるようです。ヒトデやキノコはともかく、ユニコーンだのサラマンダーだのて。まあ、ただの突然変異な馬や赤いトカゲかもしれませんが。ビトンさん、目じりの小じわを取るのに必死です。その絶望は判らなくもないですが、ロボ作る技術があるなら科学でなんとかしろや。納豆にたたられたりあるはずのない伝説の指輪に必死になるビトンさんをアホかわいいと思わなくもなかったんですが、今回はさすがにしねばいいのにと思いました。ごく個人的な理由ですが。
ばきばきと破壊工作をしたおかげで、残る材料はあとひとつ。霊鳥ホウのオスの生き胆だけになりました。(漢字合ってるかな)ホウは絶滅寸前なので、野生動物保護センターに保護されていました。うう、よかった……。下手に自然の中で戦うことにならなくて。うっかりマイトガインにも苛つくとこだった。さておき、浜田君の名推理で舞人さんたちも次の目的地を予測することが出来たようです。
保護センターは一般にも開放されているらしく、人々がのんびりと動物と戯れています。動物園の一角が保護センターなのかな。今回のサリーたんは、そこで鹿せんべいを売っていました。そこに無遠慮に現れるビトンのロボ・クルーター。ビトンは美意識が高いわりにロボの形はいいかげんだな。そこだけ実用一点張りなのがなんか可笑しいです。ほんとに自分自身にしか興味がないんだねえ。クルーターもボールにてきとーに触手を生やし、必要に応じてドリルだのチェーンソーだのが出る仕組み。マイトガインも駆けつけますが、さっそく触手に巻かれて電撃を食らっています。むー、機能美ってことなんだろうか。幼児の落書きのような形のくせに強いです。
ルーターマイトガインを拘束している隙に、ビトンは中から飛び出してホウのいる施設を襲います。こっちのメカはオクトパシー。名前からするとタコなのですが、飛び出す姿はキノコです。ええ、幼児の落書き(ry 身動きの取れない舞人さんたちは、ボンバーズとダイバーズを呼びます。呼ばれた彼らは早速合体。バトルボンバーとガードダイバーに。そして、クルーターの相手は彼らが、オクトパシーの相手はマイトガインがすることになりました。
ボンバーズたちを呼んだ時点でビトンはホウの居場所を突き止めていたので、当然マイトガインは間に合いません。さっくり捕られてしまっています。ちなみにこの霊鳥ホウ、えらいぶさいくです。それがビトンの美意識に障ったようなのですが、おまい、それを気にする前に自分のロボをだな。……まあいいや。例のキノコからは8本触手が出ました。こうなると確かにタコっぽいです。なるほど。自分も触手は大好きですが、ロボ戦の場合巻かれるのはマイトガインだからなー。(ぉぃ 
ホウがオクトパシーコクピットに乗っているためにマイトガインは迂闊に手が出せません。またも触手に捕まるマイトガイン。余った触手でびしびし殴られています。……うーん、惜しい。
絶体絶命かと思われましたが、そこで事件が起きました。ホウが気絶から目を覚まし、コクピットで大暴れを始めたのです。鳥ですから、どこをいじっちゃまずいとかの分別はつきません。ビトンも捕まえようと躍起になって、一緒にコクピットで暴れています。コントロールを失ったオクトパシーは、マイトガインそっちのけでタコ踊り。そうこうするうちにコクピットのハッチが開き、ホウは無事に逃げました。こうなれば遠慮はいりません。縦一文字斬りでばっさりです。
一方、バトルボンバーたちはクルーターに苦戦中。厚い装甲に歯が立ちません。目が弱点だということはつきとめたのですが……。結局その弱点はマイトガインが破壊しました。その穴にガードダイバーがミサイルを撃ち込んで撃破。ビトンの野望は費えました。心労のためか、しわも増えましたw ざまあ。
今回サリーたんと舞人さんは若干らぶらぶ。バイト中に思い出しては頬を染めるサリーたんやら、現場でサリーの姿を認めて呼び捨てにする舞人さんやら。オクトパシーのミサイルからサリーを庇うシーンもありましたね。いきなりロボ戦だったので、顔をあわせてはいませんが。
さて、次回はミフネ回のようです。ネタバレを見たら泣ける話な模様。脚本の川崎さんは毎度渋かっこいい話を書くので、wktkしています。