勇者特急マイトガイン #22

第22話「美しき悪の華

最近マイトガインのパイロットの正体を探る記事が多いよねー、なんていう話題から始まりました。「みんなに知られると動きにくくなるから……」って舞人さんは言うんだけども、あれ、内緒にしてたっけ? サリーたんが知ってるのは特別なことだったの? ちょっと記憶が曖昧で思い出せないんですが、名乗ったりみんなの前でマイトウイングに乗り込んだりはしてないんだっけか。まあ、些末なことのようです。

内緒ってことになってるマイトガインのパイロットの正体に、人気ロック歌手・パープルが浮上。なんですかあのあっちゃんとtoshiを足して3で割ったような人は。まあビジュアル系全開な訳ですが、93年ってBeing真っ盛りだよな。自分はその頃細々と誰も知らないユニット*1のファンだったりしましたが。閑話休題。さて、そのパープルさんですが、記者にマイトガインのことを尋ねられ、思わせぶりに「今度マイトガインとのジョイントコンサートを開くよ」とか言い出します。それを見ていて憤慨するいずみさんと、「売名行為だと思うけど……」なんてさらっとヒドいことを言う舞人さん。穏やかですが内心イラッとしてたのかも。

まあでも、自分の代わりにパープルさんが狙われちゃまずいってことで、舞人さんたちはライブ会場に向かいます。舞人さんたちのライブファッションは……ビジュアル系ってか、パンク? 黒くてトゲトゲしています。いやでも、Tシャツにベストに指なしのグローブはかなり危険なファッションです。舞人さんならなんでも似合うけど! 秋葉原は歩いちゃダメだぜ。ライブ会場ではサリーたんがパンフの売り子を。会場入りした舞人さんを追いかけますが、見失ってしまいます。そして迷い込んだ舞台裏で、恐ろしい計画を聞いてしまうのです。


さてさて。今回の敵は実はホイコウロウさんです。ニヤニヤとチンジャさんと計画を練るその場に、パープルさんの姿が。マイトガインのパイロットを詮索していたのは、ホイさんの計画だったんですねー。パープルさんのライブにパイロットをおびき出し、そこでホイさんたちのロボが暴れる。当然パイロットはマイトガインを呼ぶ。そのとき発する特殊な電波をキャッチして逆探知し、マイトガインに乗る前のパイロットを殺っちまおうという計画です。「あの自己顕示欲の固まりが現れないわけないからな」とホイさん。えらい言われようですが、否定はできません。ミフネ大仏の時とかな。

一見完璧な計画に見えましたが、運はヒーローに味方するもの。そうです、サリーたんがこの計画を聞いてしまったんですね。必死で舞人さんを探すサリーたん。しかし、見つからないままホイのロボが暴れ出してしまいます。「観客たちはアトラクションだと思い込んでおる。マイトガインのパイロット以外はな」とホイさん。その通り、舞人さんは歯ぎしりしつつガインたちを呼び出そうとしていました。そのために席を外した舞人さんを、サリーたんが無事見つけました。よかったー。しかし、このままではマイトガインは呼べません。どうする旋風寺舞人!
「もしもし、青木さん?」
……電話かよ。理にかなってはいるがなんだかもやもやするぜ。や、面白いけど。というわけで、無事ロコモライザーがステージを突き破って到着です。(無事?)そこまですれば観客も気づきそうなもんですが、呑気にパープルを呼んだりしています。そういやパープルさんはパイロットと思われてたんでしたね。ステージを照らすライトを背に受けて、舞人さん超かっこよく登場。逆光で顔は見えませんが、これは自己顕示欲がどうのと言われても文句は言えません。パープルさんとは声も髪型も違うんですが、観客はまだ気づかないみたいです。あの髪があのメットに収まると思ってんのかな。
ステージ上に不自然に飾ってあったロボと、マイトガインが対峙します。あ、一応パープルさんがロボットマニアだっていう説明はあったんだけどね。ビジュアル系の人ってヲタ多いもんなー。さておき、うええ、まさかここで戦闘を?と思ったら、ホイさんたちは観客を人質にとりました。マイトガインから降りてこい、という要求です。浜田君たちがおろおろする中、コクピットのハッチを開く舞人さん。おおっと、マイトガインのコクピットはバックライト装備だ! またも逆光に助けられる舞人さんです。まあ、ホイさん的にはパイロットを殺れればいいんですけどね。まさに絶体絶命、ホイさんが銃のトリガーを引いたとき、なんと銃が爆発してしまいました。慌てたチンジャさんが同じく引き金を引きますが、こちらも爆発。戸惑うホイさんたちにパープルさんから通信が入ります。「やり方がスマートじゃないんだよ」パープルさん、さっくり裏切りました。いつやったんだか判りませんが、ホイさんの組織も乗っ取り済み。まさか……これも巨大な悪の仕業?
その隙を突いてマイトガインは動輪剣で敵をばっさり。爆発・炎上。大丈夫なのか会場は。それを見守るパープルさんが登場。観客たちは、あそこにパープルがいるならパイロットは違うわね、と呑気に噂していました。ヌーベルトキオシティの市民は爆発炎上に慣れすぎだと思います。

なんだか敵組織にとっても不穏な空気。この調子でどんどん吸収・統合されてしまうのでしょうか。といったところで次回、久々にジョーさん登場。飛龍とマイトガインの決着はつくのか?

*1:CUTEMEN&CONFUSION。知っている人は僕と握手!