甘い口づけ

キャスト:安曇野紘輝(檜山修之)×篁藺生(宮田幸季)他

にわかに檜山ブームが来てるので買ってみましたよ。
お話はあんまし突っ込みませんが、感情の流れがストレートに、かつ丁寧に台詞になっているので楽しく聞けました。
正直な話をすると、紙媒体のBLは今でもあんまり得意じゃないかもしんないです。想像力が追いつかないんだよな。多分、萌えツボが音声にあるんですよ。文字や絵だけだとそのキャラの声が判んないんで、いまいちハマれなかったり。
そんなわけでBLCD万歳っつか、声優さんありがとうなんですよ。

檜山さんの役は体育会系で不器用で口下手な、無骨な男子。若くて青くてずっといらいらしてる。ナマイキに正論吐いてるんだけど、中身は思い通りにならない苛立ちに支配されてる当たり前に思春期の男の子です。最初のえっちがゴーカンなんですけど、その辺のひりひりした感じがね、怖いくらい。てゆか、ものすごく欲情してて怖いw やらかすことはわりとヒドいんですがw藺生が許してるんでしょうがない。攻さんにも揺れる感情がある話は大好きなので、悩みながらも強がって暴走する紘輝はだんだん好ましくなってきます。2回目聴いて納得するだよね。最後の懺悔のシーンの弱ってる声聞くと、なんか許せてしまう。しっかしイラついてる檜山さん怖いよ!w優しい気持ちになってるときとのギャップもいいやね。懺悔シーンの切ない声もたまんないなー。うん。「水に眠る恋」の時も思ったことですが、檜山さんは傷ついてるときの声が胸にきゅんきゅん来る。最後のネタばらしの、自己嫌悪でヘコんでるとことか。

宮田さんのメインは初めて。ティアラジだったり脇だったりで声は覚えてたんですけども、がっつりな絡みは初めてかなー。上にも書いたゴーカンシーンなんですけども、多分宮田さんのマジ脅えの演技との相乗効果もあるよね。好みとしては、夢のシーンの甘々にとろかされちゃってるとこのが好きかな。紘輝のことが好きなんだけど許せない、許せないけど胸が痛い、な頃の情緒不安定な感じもよかったにゃー。

そういや学園祭で劇をやるシーンがあるんですが、二人とも見事な棒読みで笑ったw 内心イヤイヤというか、戸惑いながら劇に出てるんだなあと深読みも出来ていい感じ。

フリートークの檜山さんは男らしくみんなに遊ばれててなんかかわいいです。なんつか、クッソ真面目なんだろうなー、実は細かそうだよなー、というのが判るw