小児科病棟へいらっしゃい

小児科病棟へいらっしゃい

 キャスト:倉沢雪(檜山修之)×葉山虹太(山口勝平)・神代恭也(井上和彦)他

入院中のかわいい中学生二人が、色々ありつつもちょっとずつ好きになっていく、甘酸っぱい恋物語? 勝平さんもかわいい、檜山さんもかわいい、お話も、青春しててたいそうかわいらしい。テンポもいいし多少無茶ながらもドラマ性も高いし、いいと思うんだけどな。だけどな、と言ってしまうのには理由が、あるw

お話は、食あたりで入院してきた虹太が、同室の雪と、時に反発しあい、時に見直したりしながら関係を深め、ついに結ばれるところまで。病院内での小さな事件を二人で乗り越えていくうちに、雪の想いに虹太が気づくと。

やー、勝平さんかわいいなw いや、あのね。BLCD初心者とは言ってますが、一応本当の初めては勝平さんの「舞え水仙花」なのね。カセットブック。友人に、「受ってこういう声なんだ!って思ったの」と言われて聴いたのです。今でこそ百花繚乱ですけども、当時はまだ一桁しかそういうものが存在しなくて。性別が一応男なのに抱かれて喘ぐ生き物なんて、それまでは想像上の生き物でしかなかったわけさ。台詞にアンアン書いてはみても、それがどんな音かなんて、それこそ誰も知らなかった。それをね、友人が「見つけた」と言って貸してくれたのが、「舞え水仙花」。こっ……これが受……! と感動したのは覚えています。
長々余談を書きましたが。この話の勝平さんはそれを髣髴とさせるようなかわいらしさで。いやまあキャラの性格も話の傾向も全然違うので、ぶっちゃければ喘ぎ声な。これは卑怯w 初めての妖しい感覚に、戸惑いながらも打ち震えているさまが秀逸。普段は、元気で素直でお人よしな、かわいらしい少年なんですけども。雪にちょっかいかけられて、色々大変なことになっているシーンでは、初々しく色っぽいです。

雪君は、そりゃもう判りやすいツンデレで。中学生らしくすごくかわいいです。精一杯背伸びして、かっこつけて。虹太のために必死なのに、それをまた必死に隠して。虹太のピンチには、すごく優しい声でそばにいるのにね。
檜山さんはぶつぶつ言ってましたが、声変わりしたてな感じでよいと思います。恋心自体は、なんだかとっても初恋な感じで。いいなーかわいいなーと思う。の、だ け ど!
こんなにセックスに慣れてる中学生イヤあぁあ!(笑)
オヤジ顔負けのテクニックに言葉責めに、サカり具合だけは高校生。(中学生はどこへ?)変声期っぽいかわいい声で、台詞がすごくセクハラ親父……。ど、どうすれば。
なんていうかこう、倫理的にすごくいけないものを聞いてしまったような気持ちになるです。ご、ごめんなさいぃ。

正直な話をすれば、ハタチ超えてればきっと普通に萌えた。ギリギリ高校生か。アダルトな人たちのアダルトな変態行為なら、多分美味しくいただいたと思うのだけども。中学生に聞こえる声でこれは、厳しい……。

お話自体はすごく視覚的というか、判りやすく「絵」が見える。表情だけでなく、動作がよく見える台詞運び? 映像化しても楽しいと思う。インパクトのある絵がいっぱいあるし。ただなー、エロシーンがマニアックすぎてなー。。やってることがことさらマニアックなわけじゃないんだよ。台詞の端々がどう考えても熟練のセクハラ親父なのがマニアック。

そうそう、神代医師こと和彦さんは、素敵にショタでした。和彦さんがじゃないですね、ごめんなさい(汗)もうなんというか、ホンモノすぎる……。明るくやってるからごまかされそうになるけど、どうにもこうにもホンモノすぎる。中学生相手に性欲をもてあましすぎ。コメディでよかった。本当にコメディでよかった。。

面白かったです。なんだかんだ言っても悪いヤツは出てこないし、主役二人の恋愛はとてもさわやか。かわいい話なんだけどなー。どうしてエチだけああなっちゃうかなー(涙)まあでも、そんないびつさも含めて、なんだかいとおしいです。