生意気。

生意気。
キャスト:江角匡史(檜山修之)×酒井一八(鈴村健一)・茂木昂成(森川智之)他

うわー、二人ともかわいいなちくしょう。青くて一生懸命でよう。

お話は、一念発起してお受験しようとしたガテン系の受・一八と、その一八に惚れちゃったけど性格が曲がってるんで上手くいかない攻・匡史君の、じれったくも熱い恋の話。
珍しく原作既読。というか、CDの購入を迷っている間に原作をたまたま見つけて買ったのだった。

こういうしっかり者の包容力のある受は大好物なのだよね。攻の暴走に振り回されてるようでいて、ちゃんと攻を見てて、自分で考えて決めて。そんで受け入れる人。つか、自分で書くと大体受の人がそんな感じにww とても好みのタイプです、一八さん。
んで、強気で攻めているようでも内心臆病で、迷いもいっぱいあって。揺れる気持ちと苛立ちを受にぶつけちゃうんだけど、そんなの見抜いてる受にやんわりと受け止められて、癒されて惚れ直しちゃう攻、というのも、大好きだしよく書くのだった。匡史かわいいよ匡史w
というわけで、お話的にはど真ん中っつか、誰だよ俺の頭の中覗いたのは、てな感じです。何かとセックスの最中に解決するところも込みでだから困るw

悩んで悩んで、悩みつつもギリギリで正直に。色々雑念が入るけれど、煎じ詰めれば言いたいことはひとつ。あなたが好きだということ。やばいくらいに、ハマっちゃってるということ。そういう話だったなあ。

一八@鈴村さんは、ガラは悪いけどまっすぐな、そうだな、目が強い感じの。かっこいいです、すごく。鈴村さんは何枚か聞いてますが、あんまし声はいじらないんですね。若いから高いとか、ガタイがいいから低いとか、そういういじり方はしない人だなあと。いやね、このCD全トラック余さずエチシーンがあるんだけど、声の高さは変わらなくても毎回違うのな。そりゃまあ感情の動きもやってることも、あと慣れ具合も毎回違うから、違うのは当たり前なんだけどさ。丁寧にやってるなあと。うは、「好きだ」の連呼たまんないな。最初の「好き……だぜ」が一番ヤバいけど。ちくしょう匡史うらやましいぞ。しんみりと考え込んでる感じのモノローグも好きだな。

匡史@檜山さんは、低めのイケメン声ですねん。青いぜ熱いぜ。イキがって押し捲ってるつもりだけど、負けっぱなしでこう。プライドが邪魔して素直になれない前半は、ちょっとおっかない。けど、負けを認めてどんどん素直になって、ガキっぽく一八に甘えるようになると、どんどんかわいらしく。拗ねた声とかかわいいなもう。そして、ヒドいこと言ってるんだけど傷ついてる声はやっぱり絶品だな。たまーに出す甘い声も好き。

最後の話の、一八の襲い受シーンがやっばいなー。一八すげーかっこいいし、匡史はかわいいし。いやん逆ギレ一八の言葉責めかっこいー! いいように翻弄されてる匡史エロかわいー! 「泣くほど……好きか」「……好きだ。何べん言わせりゃ気が済むんだよ」「……素直じゃないのは、俺か」のくだりが好きすぎてたまらん。一八の優しくて真剣な声と、匡史の二重の意味で切ない声が。それに続く一八のモノローグもいいなあ。
鈴村さんは攻が聴いてみたいなと思ってるんですが、よい攻のCDはないものかね。

肉体的には一八が受で匡史が攻なんですけど、精神的には攻守がめまぐるしく入れ替わるというか。そのとき揺れてる方が、精神的には受。力関係は五分五分だよね。揺らぐ檜山スキーとしては、たっぷり堪能しましたよ。

森川さんが脇で出てて、これがまただいぶ作ったひっくい声なんですが、確か続編の主役じゃなかったっけか。どうなってんだろ、続編。谷山紀章さんも気になるので、機会があったら聴こう。

フリトはCD EXTRAで入ってました。CD EXTRAって懐かしいなw つーかもうこの頃はそういう風に呼んでねえ。いつの間に死語に? テーマトークは「生意気」とはなんぞやで、鈴村さん、「僕って生意気ですか?」って、ここで訊いてどうするんだw 檜山さんがうまーく当たり障りのないところで拾ってましたが。仲良しアーツビジョン組に翻弄される81津久井教生さん。森川さんの生肉先輩ネタはどこまで真実なんだろうなあ。行ってる焼肉屋がいい肉ばっかりなんかな。安楽亭とかの肉だと、生で食うの怖くね? 
和気藹々と、楽しいトークでした。

あー、これで檜山さんがメインのCDは大体聴いちゃったんだよな。。聴いたけど書いてないのもあるんですが、なんだかちょっぴり寂しい気持ち。新作こないかなあ。後はぼちぼち、脇のよい変態でも探すかw