許可証をください!

許可証をください!
キャスト:前原健一郎(中井和哉)×亜久津弘(檜山修之)・矢野和彦(井上倫宏)・片山泰夫(内田直哉)・竹中(緒方賢一)・杉本=ジロウさん(たてかべ和也)・木崎(青山穣

買ったのは数ヶ月前で、檜山さんにハマってすぐくらいなんですけども。いやその、実はね、製造業の方のこういう、直情的で乱暴な対応にトラウマがありまして(汗)……怒鳴られるの怖かったの。作品のせいでは決してないのですが、素直にうっとりできなさそうなので、感想文がどんどん後回しに。まあでも、檜山さんはかわいいので書いてみよう。

キャストがえらいことになっています。ジャイアンとかマジすか。

お話は、冒頭に書いたようにガテン系のオシゴトの話で。上記キャストのおかげで現場のおっちゃんの声が半端なくリアルですよ。BLなことをうっかり忘れるくらい。つか、スト−リー的にも、主人公が女子なら普通にフジ火曜10時くらいのドラマになりそうです。もしくは、TBSの昼ドラ枠。それくらい、BL的ファンタジー要素が薄い。
阿久津弘@檜山さんは中堅どころの化学薬品工場の品質保証部の人。工場初の四大卒のインテリで、現場のガテンな人たちの思考が読めなくてよく戸惑っています。工場の人は声がデカいので、なんでもないことでも怒ってるように聞こえちゃうだよね。インテリいうても案外根性があって、一生懸命で。たまに天然ボケ。うん、いやほんとに、女子なら職業モノドラマの主人公な感じです。

弘は、製造部のホープ・前原@中井さんがなんとなく苦手だった。ぶっきらぼうでとっつきにくくて、何考えてるか判らなくて。好かれてなさそうなのに、何かと面倒見てくれるのがなんだか居心地悪くて、だから苦手。だけれども、納品した商品にクレームがついた件を一緒に調査するうちに、前原を好ましく思うようになる。LOVEじゃなくて、RESPECT。黙々と仕事を頑張る姿に、敬意を感じるようになったのだった。
ところがだ。前原はとっくに弘をLOVEだったw 襲われて戸惑う弘。意外と嫌じゃなかった自分にびっくりするやら、前原の真意を測りかねるやら。戸惑いから、大事な試験で居眠りしてしまったり。
迷う弘に前原は選択を迫ります。「嫌じゃないなら、好きってことだろ」「違うなら、俺に判るように説得してみろ」と。言葉を失った弘は、前原に抱かれてしまうのだけれど……。

原作は、この話の後も続いています。なので、弘がどう転ぶのかは、このCDではまだ未定です。弘は、前原への好意は自覚しましたが、まだそれに名前をつけてはいません。友情と恋の間には深い川があるような? 越えてしまえば何てことないのかもしんないですけどね。

上にはざっくり恋の話だけ書きましたが、現場の話がリアルでなあ。スーパーマンはどこにもいません。普通に熱心に働く人たちがいるだけです。起きる事件もありそうな話で、その解決方法も奇跡ではないです。堅い話ですが、その手堅いところをベテランの声優さんががっつり支えています。取引先のおっさん怖かったよう。。リクツが通じないフリがすごく。営業のおっさんはなるほど営業だって感じのノリの軽さだし、職人気質な製造部部長の頑固さはまさに職人気質だし、弘の上司の事務屋っぽさもなるほどだ。フォークリフトの試験官のおっさんも、厳しさがリアルだよー。
一応書いておくと、

こんなラインナップ。

変態だったり超絶美形だったりっていう「濃い」役は全然ないんですが、なんでもないおっさんが濃すぎるっつの。

フリートークがなw 諸先輩方自由だなーwww たてかべさんは「こないだ世代交代させられちゃって」とか言い出すし、緒方さんは「後は落ちるだけw」とか言い出すし、檜山さん(司会)超乙w 中井さんが「ほんと尊敬します」て言うてました。まあこの話はホモ色薄めだし、トンデモもないので、皆さん普通に自分の役を語っております。ホモ(役)二人はただひたすらにフリトのオオゴトさをw 檜山さんてあんま役に突っ込んだ話しないよね、そういえば。どう演じたかの話はするけど。
そういや、たてかべさんの「ずっと小学生をやってたので、50代ができるかどうか判んなかった」て発言もすげぇな。
若輩二人がだらだら冷や汗をかきつつ、諸先輩方は和気藹々とw 面白いことになっております。