魔法戦隊マジレンジャー THE MOVIE インフェルシアの花嫁

魔法戦隊マジレンジャー THE MOVIE インフェルシアの花嫁

以前特ヲタだったので、実は劇場でも見ていますw 響鬼の年か……。響鬼はいまいちハマらなかったので、1回しか見てないな。ちなみに、555の劇場版は4回見て4回とも泣いたw マジは一応一通り見たっけ? 緑色の暑苦しい兄貴が好きだった気がします。戦隊にしろライダーにしろ誰かしらに感情移入して見ているはずなんですが、この映画はどうだっけな。レッドと山崎さんのほんのり恋心でニヤニヤしたんだっけか。

さてさて。視点が変われば作品が別物になりますよ。
檜山さんは敵ボスのバーサーカー一族の王、グルーム・ド・ブライドン。おお、デザインかっこいいではないですか。漆黒のトゲトゲいっぱいの鎧。マスクを外すと鬼なんですけどw

人類滅亡させてやるぜェエ! と景気よく出てきたと思ったら、人間の小娘に一目惚れしています。味方のメーミィにも怒られますよ。しかしだ。バーサーカー一族は戦って死ぬと魂が怨念になって王の鎧に吸収されるという設定があって、キヨラカな乙女と結婚すると怨霊が開放されて不死身のバーサーカー軍団になるんだそうで。なるほど、花嫁=生贄というわけだな、と思ったら、グルームさん本気で恋してますよ。MAJIでKOIする5秒前ですよ。ええまあ、マジレンジャーだけに。小娘ことレッドの想い人・山崎さんにものっそ怖がられて苦悩しています。鎧はかっこいいけど素顔はドロドロなのに、素顔で迫りますよ。……ホントに怖いからやめてw しかし、メーミィのおかげで洗脳完了。うきうき結婚式だぜ。いやさ、不死身の軍団を生むのが目的なら、惚れなくていいんじゃないかと思うのよ。というか、「結婚すると軍団誕生」という無駄にロマンチックな設定は誰が思いついたの? まあ、条件はただの結婚であって恋愛結婚ではないので、考えた人はまさか王様が律儀にらぶらぶ狙いをするとは思わなかったんでしょうけども。悪の王様の癖に結婚は愛する人とするものというロマンチストぶりにおかしな笑いがこみ上げます。かわいいぞグルーム。

マジレッドの活躍で、山崎さんは無事人間界に戻りました。奪われたグルームさんは地団駄踏んで怒ります。「俺の花嫁を返せ!」と。マジレンジャーどもは正論でぐさぐさグルームさんを苛めますよ。だってしょうがないじゃないか。惚れさせるだけの尺がなかったのよ。惚れさせたくて魔法の道具で操っちゃったのよ。不死身の軍団はオマケなのよ。いやさ一石二鳥なのよ。……二兎を追うものは一兎をも得ずでしたが。軍団復活のための手段じゃなくて、ちゃんと山崎さんに恋したのに。ひどいよマジレンジャー

バーサーカー=狂戦士ってことで、甲冑姿がかっこいいです。興奮すると棘が増えます。猫が逆毛を立てるようなもん?(違) 甲冑に幅広の剣なので、バトルシーンが華やか。人型に近いため、戦いも他の怪人みたく肉弾戦&ビームではなく、剣で切り結ぶですよ。マジシャインとの戦闘はよかったな。

そして死亡フラグ・巨大化を通って爆死。あっさり描写だったんですけど、巨大化に当たり部下(ペット?)に食われていました。もぐもぐごっくんで、中からにょっきり生えてきたよ。ケンタウロススタイルですね。

劇場で見たときは気にもしてなかったんですが、意外に萌えキャラだったな、グルーム。檜山さんはずっと、叫んでいるか呻いているかでした。一応王様なので、わりと端正な声? トゲが増えてるときは悪ーい声でしたがw 王様っつか王子様だった気がする。

懐かしさが手伝って、CM集まで見ちゃった。関係ない映画のCMも多いですが、デカレンジャーVSマジレンジャーのCMが。デカレンジャーといえば、上司にしたい犬NO.1、デカマスターことドギー・クルーガー(CV稲田徹)がすごくかっこいいのですよ。デカVSマジでは一人で持ってっちゃったし。そういやデカマスターだけはソフビ買ったんだった。だって戦隊マスクに犬耳ついてるんだもん。上司にしたい犬って狛村隊長じゃないのかよ、というツッコミには、狛村隊長は犬じゃなくて狼です、と答えます。……どっちも声稲田さんじゃないかw