諸行無常
和モノを集めました、な趣のアルバムですね。ええと、PROTOTYPEがアイドルっぽくて、fastiが檜山修之のキャラソンで、ひーそんが檜山キャラのキャラソンで。これは何かっていうと、好きなものを歌ってみたって感じ? 檜山さんのアルバムはそれぞれコンセプトがはっきりしてて面白いんですが、他のが外に向けてるとすると、この諸行無常は内に向いてるのかも。誤解を恐れずに書くなら、これは歌手・檜山修之のアルバム。自己表現の手段として、声優・檜山修之のフィルターを通さずに、好きなことをやってみましたつか。朗読だったり演歌だったり、いくつか「演じて」いる歌もありますが、まあその辺は。声優な檜山さんと素の檜山さんは分けられるものじゃないでしょうしね。
ではでは、全曲レビュー、行くぜ。
- 諸行無常
- 万物流転〜バンタ・ライ〜
- 鼓動のままに
- 問答無用
- じゃあこれは先行シングルの2曲目w 重ねて言いますが、出てませんよ。風刺色の濃い歌詞だなあ。なるほどこれがライブハウスか。上からの照明はあるけど、ピンスポはない。客は野郎ばっかりだなきっとw 派手なパフォーマンスには定評がありますよ。ギター壊したりとか。まあでも、あんま売れてないな、このバンドw だから色々、腹が立っちゃうのです。おそらくは、自分に一番。それはそれとして、叫ぶ檜山さんはかわいい。
- 今は素浪人・明日は精華
- 浪人なのに公家になりたいのん?(精華を調べてみたらしい)立身出世じゃなくて玉の輿狙いなの? まあ、江戸時代なら公家も家柄を安売りしてそうですが。行くなら江戸じゃなくて京都だべ。しかし、百両も持っててどうしてそこまで落ちぶれる。博打ですったとしか思えないスよ。あ、吉原か。女か。そりゃあかんわw てなわけで、夢見がちな上京青年の歌。単語のちぐはぐさが無知っぷりに拍車をかけています。歌声もなんだかすごく物見遊山気分なんだよな。2番がネタバレですが、1番聞いただけでダメだと判るw
- LIFE
- 祭の風
- 和太鼓がドンドコ言ってる時点でもう祭なんですけどね。情景描写はいいか。歌詞まんまです。なんだかすごく、ピースがカチっと収まるところに収まってる感じで気持ちのいい曲。歌声もすごく気持ちよさそうだしなー。かいしんのいちげき? うまく言葉にならないんですが、檜山さんてこういう人なんだなあと。……判んないかw でも、言葉にすると陳腐でなー。人間なので色んな面があるはずですが、この曲から受ける印象がそのまま檜山さん本人とかぶる。やばい、大好きw
- 光と影
- 一期は夢
- そして時代は流れゆく
- じゃあこれはテレ東の新春時代劇だな。正月に10時間くらいぶっ通しで毎年やってるやつ。それのエンディング曲っぽいなと。そう思ったら桜が咲いてて城がある風景にスタッフロールの絵しか出なくなった。ああん、なんか悔しい。サビいいな。気持ちいい。この曲もブレてない感じ。
この手の文章はまず全体をさらっと流した後1曲ずつリピートしながら書くんですけども、途中「祭の風」から先に進めなくて困ったw 好き過ぎて。
写真も好きだなー。いい具合に力が抜けてて。スタジオでキメキメなのもいいんですが、見てると照れるんだよな。草むらに寝っ転がってる写真が好き。