勇者特急マイトガイン #13

第13話「荒野の決闘

今回は、話らしき話があったわけではなく。ひたすらロボ戦でした。何かのパロディみたいなのですが、元ネタを知らず。まあ雰囲気で。

今回の舞台はアメリカ。ジョーさんがなんやら荒野で焚き火をしていますよ。思い浮かべるのはサリーたんのことです。まさか……恋? 自覚はないようですが。そこに襲ってくる謎のロボット。ジョーさんは難なく撃破しますが、敵の正体は知らない様子。実は、ウォルフガングがジョーの首に懸賞金をかけていたのでした。「わしのロボットを奪いおって……」ってウォルフは言うけどさ、おまい、もみ手しながらジョーにプレゼントしてたじゃん。プレゼントじゃなくて試運転の依頼だ、という言い分は、ヒドいことしたんだからチャラですよ。
そんなウォルフの元を訪れたのは、賞金稼ぎの死神ワイルダー。ぴらっと見せたのはジョーの手配書です。ジョーの目的はあくまでもマイトガインを倒すことだし、すわ三つ巴か? と思ったのですが。


場面は変わって。西部劇の舞台のような場所でロボが強盗しています。どうやらここはテーマパークのようです。名前はウエスタンランド。そのまんまや。かなり儲かっているらしく、札ビラがゴミのようです。ゴミのように見えるのは、多分、積み込む作業が掃除機で行われているからですが。ビトンの得意技かと思ってたら、この世界では定番なのか? そこに駆けつけたのはこちらのポリスメン。どっちかいうと警備員なのか? 保安官の格好してたし。ポリスが歯が立たないのはお約束で、そこに現れたのはガインです。本当にどこでも走るんだなあ。
「あ、あれが噂のマイトガイン……!」
ガイン涙目。珍しく活躍してるのに。さておき、マイトガインはアメリカでも有名なようです。ガインがロボを叩き潰し、逃げた泥棒を舞人さんが華麗に逮捕。見事な連携です。一仕事終えた舞人さんは、ウエスタンランドを見物することにしたのでした。
西部劇でお決まりの描写が続きます。テンガロンハットにフリンジのついたベストといったいでたちの男たちが酒宴に興じる中、ばたんと扉が開いて。現れたのは、ウエスタンファッションでばっちりキメた舞人さんです。やはりこういう場所ではコスプレをするべきなのか。舞人さんは戦闘服がそのまんまなんだから、着替えなくてもよさそうなもんですが。カウンターでのやり取りも、どこかで見た光景。気障いです。舞人さん自身は普段からああですが、舞台が揃ってると映えますね。そこに声をかけてきたのが、今週のサリーたん……ではなく、そっくりの金髪娘・リリーたんでした。サリーたんは海外出張できないので。リリーにサリーの面影を見て、どぎまぎする舞人さん。設定からしてそっくりなのでしょうがないか。

一方ジョーさんですが、さすがストーカーハンター、ものすごい嗅覚でウエスタンランドに駆けつけます。アメリカって広いと思うんだけど。舞人さんの時と同様、透過光をバックにやってきたジョーさんは、酒場でくつろぐ舞人さんに宣戦布告。時刻と場所を告げて去っていきました。舞人さんもさすがに覚えてたらしく、去ったあとで武者震い。命を懸けた戦いの予感に慄いています。
この酒場には当然、例の賞金稼ぎもおりました。不気味に笑って目を光らせています。まあ、やりそうなことは今までの展開を鑑みるにバレバレなんですが。

さてさて、タイトルが荒野の決闘ってくらいですから、マイトガインと飛龍は荒野で対峙しますよ。ここからはめくるめくロボ戦です。実力は互角。いや、マイトガインの弱点に気づいた飛龍の方が有利か。飛龍かっこいいな。飛行形態からシームレスで飛び蹴りとか。飛べないマイトガインは防戦一方で、ついに追い詰められてしまいます。起死回生を狙った全力での動輪剣は、とどめを刺すには至らず。エネルギー切れで動けないところに飛龍のビームライフルが狙いを定めます。舞人さんが敗北を覚悟したそのとき、飛龍を狙うビームが! マイトガインに集中していた飛龍は、まともに食らってしまうのでした。
犯人はもちろん例の賞金稼ぎ。漁夫の利を狙ってずーっと物陰に隠れていました。そんなんばっかりか。このあとの光景も、こないだ見たばっかりなような。賞金稼ぎの一撃をまともに食らって満身創痍の飛龍は、気力だけで敵を倒しに行きます。「貴様……よくも!」の声も怒り狂っていますよ。半壊で面割れの飛龍カコイイ。
そしてまた、本人が意識しないままマイトガインを助けてしまっていますw そのうち舞人さんに「お前……ほんとは俺のこと、好きなのか?」とか言われて死ぬほど悔しがればいいさ。無神経には定評のある舞人さんですから、きっとクリティカルヒットを食らわせるはずです。わあ、なにそれ萌える。

ともあれ、賞金稼ぎはあっさり片付いたものの、マイトガインは動けません。飛龍は、ビームライフルを構えます。戦慄する舞人さんでしたが、残念、弾切れでした。
「運のいいヤツだ……」
勝てた勝負がお邪魔虫のせいでまたも引き分け、ジョーさん可哀想。傷ついた飛龍はどこへ行くのだろうか。
次回もジョーさんはやってきます。今度はだいぶ邪険にされるようですよ。ストーカーらしくなってきましたね。