勇者特急マイトガイン #19

第19話「よみがえる戦国武将」

むー。ちょっと後味悪いなあ。。というか、尺が足りない感じかも。ネタ自体これで1本シリーズ作れそうなテーマだし。

バイオテック協会のイベントに出ていた舞人さんは、ニンジャらしきものに襲われているトラックを発見します。運転手は重症、そして荷台からは一人の少年を救出します。少年の名は清麿。舞人さんは、身元不明のその少年を屋敷に連れ帰ることにしました。
清麿は名前もそうですが、行動も発言もどこか時代錯誤です。まるで戦国時代からタイムスリップしたかのよう。バナナの食べ方を知らなかったり、噴水に驚いたり。舞人さんは不思議に思いながらも彼との友情を深めていきます。
一方。今回の敵はショーグンミフネです。部下のドクター玄白と、清麿について話しています。完成体とはなんぞや。研究成果がどうとか言ってますよ。
清麿が屋敷を抜け出してひと騒動あったりしているうちに、トラックを運転していた人物が目を覚ましました。彼は運ちゃんではなく、名のある博士でした。なんやら人の精神を弄る研究をしてたとかで、学会から長らく姿を消していたようです。その博士から、清麿の秘密が語られようとしたそのとき、ドクター玄白が街で暴れ始めました。話の途中で出撃する舞人さん。清麿はその後を追いかけて迷い、博士の病室の前で自らの秘密を聞いてしまいました。
出撃した舞人さんは、ドクター玄白が操るツリガネロボに苦戦中。ボンバーズ・ダイバーズも応援に来ますが、いつもどおり歯が立ちませんよ。けれど、途中になってた話は玄白が聞かせてくれました。曰く。清麿は戦国時代に冷酷非道と恐れられた武将のクローン体だというのです。ミフネは強い武将をクローンで蘇らせ、現代で暴れさせる計画を立てていた模様。その最初の成功例が清麿だったんですね。
「命をもてあそぶなんて許せない!」
舞人さんは憤りますが、首をキメられて身動きが出来ません。さすがのマイトガインもあわやというところで、石油のタンクローリーに乗った清麿が走ってきました。
「今度はわしが助ける番じゃ!」
周囲の制止も届かず、清麿はツリガネロボに特攻し炎上、爆発。清麿が命を賭して作った隙をつき、逆上した舞人さんがツリガネロボを粉砕しました。

なーんとなく後味が悪いのは、子供の自殺ネタだからだろうなあ。清麿は将来自分が悪い武将になってしまうことを恐れて、そんなことになるくらいならと特攻しちゃったんですけども。もうちっと尺があれば、同じ死なせるにしてもやりようがあったかなあと。やっぱり不完全だったので、長くは生きられないとかなんとか。途中清麿がそのオリジナルの気性の片鱗を見せるシーンがあったりして美味しいので、せめて前後編ならハンカチ絞れる話になったように思います。清麿の死後、黙々と竹刀を振る舞人さんは切なかったけども。

次回からは新章突入のようです。勇者特急隊誕生の秘密が明かされそうですよ。