勇者特急マイトガイン #24

第24話「マイトカイザー見参!」

前回からの続き。さて、マイトガインは飛龍に敗れてしまいました。ガインとマイトウイングはまだ軽傷で済みましたが、ロコモライザーは大破。修理には相当の時間を要するようです。その知らせを、病室で受け取る舞人さん。包帯はいいよなあ。。(ぉぃ 体の痛みもそうですが、負けを喫した心の痛みからくる押し殺した声もいい。舞人さんの脳裏には、前回のジョーの言葉がリフレインしています。「正義だろうが、悪だろうが、強い者が勝つ!」勝負に負けたことよりも、正義を名乗った自分が負けたことがキツいようですね。


マイトガインが負けたことで、街はもう大騒ぎ。小悪党どもがわらわらとやりたい放題です。まあ、ヌーベルトキオシティの治安はマイトガインが守ってたようなもんですからね。小沢さんは負けるもんかと吠えるけど、やっぱりどうにもなりません。その様子を伝え聞いた舞人さんは心配しますが、浜田君は「僕たちが頑張るから!」と慰めます。実際、勇者特急隊の残りもそこらの雑魚には負けません。ダイヤグラマー(舞人さんのブレス)を通しての通信で、その活躍は病室の舞人さんにも伝えられます。ブレスを見つめて感慨深げに微笑む舞人さんなのでした。

当然ですが、そんな状況をエグゼブさんも見ています。ウォルフガングさんもゴマをすりすり。でも、そんなことやってる暇があったら新ロボ完成させてね、とピシャリと叱られてしまいます。しかし……と続けるウォルフガングさん。エグゼブさんの脳内では新ロボのパイロットはジョーさんに決定しているのですが、それだけはどうも納得できないようです。簡単に言うこと聞くヤツじゃないですぜ、とか言ってみたり。それを聞いてエグゼブさんニヤリ。「私は狙った獲物は逃がさない……」ストーカーが増えました。ジョーさん逃げてー!

そのジョーさんなのですが。なんだか浮かない顔です。「勝利の実感がわいてこない……」すべてを出し切って戦ったはずの、完全な勝利。だけど、なんだか嬉しくないのです。思い出すのは舞人さんを庇うサリーたんの顔。やっぱり恋? いえいえ、どっちかいうと正義を信じていられた子供の頃を思い出しているのかもしれないです。なんだかすっきりしない気分なジョーさんは、苛立ったまま街を訪れます。それをめざとく見つけたボンバーズたちは、「舞人の仇だ!」と飛龍に突っかかるのです。「今日の俺は虫の居所が悪い!」と、応じるジョーさん。合体してバトルボンバーになったボンバーズは善戦しますが、じりじりと押されていきます。ジョーさんは、戦いながらまだもやもやしている様子。割り切れない気持ちが苛立ちに変わってしまうようですよ。

ダイヤグラマーで状況を聞いていた舞人さんですが、ボンバーズたちが飛龍と戦い始めるとやはり居ても立ってもいられません。裕次郎じーさんが見舞いに訪れると、病室はもぬけの空。浜田君たちがバトルボンバーの苦戦に歯ぎしりしているその場に颯爽と現れました。包帯がちょい痛々しいですが、口調はいつもの舞人さんです。「僕が出る。ガインとマイトウイングの準備を頼むよ」心配する浜田君たちに背を向け、部屋を出て行こうとしますが。そこに立ちふさがったのが裕次郎じーさんです。「正義の味方ごっこはもうお終いじゃ!」というじーさんの言葉に、舞人さんは激しく抗議します。「僕はまだ未熟かもしれないけど、遊びでやってるんじゃない。父さんの遺志を継ぎたいんだ!」じーさんが食い下がるも、舞人さんは出撃してしまいました。「やれやれ、どんどん旭の若い頃に似てくるわい……」じーさん、ちょっと寂しそうです。

倒れてバチバチいってるバトルボンバーの元に、ガインとマイトウイングが到着しました。すっごい怖い顔でwktkするジョーさん。やっぱり超AI相手だといまいち萌えないようです。操縦テクも冴えてきましたよ。舞人さんもガインとの連携で頑張りますが、やはり鬼神と化したジョーさんには敵わない模様。ガインが弾き飛ばされ、マイトウイングのエンジンをひとつ壊されてしまいます。飛行が安定しないマイトウイングに向かって、飛龍のミサイルが飛びます。絶体絶命のその時、背後からミサイルを撃ち落としたのはマイトカイザーでした。青戸の工場長GJ。運んできた浜田君もオイシイです。「舞人! 変形だ!」浜田君のかけ声とともに、マイトカイザーに乗り込む舞人さん。どうやって乗るの? と思ってたら、コクピットが丸裸でマイトカイザーに落下してきましたよ。危ねぇ。マイトカイザーは超AIを積んでいないので、変形後の名乗りは舞人さんが。個人的にちょっと嬉しい。
「愛の翼に勇気を込めて、まわせ正義の大車輪! 勇者特急マイトカイザー、ご期待通りにただ今到着!」
ジョーさんのwktkもMAXです。もう顔が怖い怖い。

マイトカイザーを持ってしても、飛龍との戦いは互角。ロボの性能はマイトカイザーのが上なのかもしれませんが、負傷している舞人さんはやや分が悪いです。超AIもないから100%自分で操縦しないといけないし。「怪我をしてても容赦はせんぞ!」といきがるジョーさんに、舞人さんは言い放ちます。

「お前にも俺の11番目のキャッチフレーズを教えてやらなくちゃいけないようだな!」
「不死身のタフガイ、旋風寺舞人だ!」

確かに舞人さんの回復力は異常。でもかっこいー!
「クソッ、一気にカタをつけてやる!」
とジョーさん。いつぞやの舞人さんと同じ台詞なんですが。負けフラグですよ? 銃なのかなーと思ったら、あれは……棒? wikiによると三節棍のようです。一方、マイトカイザーのメイン武器はドリルです。おお、男の魂!(番組違います)リーチの差とかどうすんのかなーと思ったんですが、見事飛龍の胸を貫きました。飛龍、爆散。お前も強かったよ……。

コクピットで脱出したジョーさんですが、どこぞの埠頭で怪我のために倒れてしまいます。そこに現れたのはエグゼブ。「このままで終わる気はないんだろう……?」エグゼブさん、ジョーさんゲットです。ああ、LUCKの差はこんなところにも表れるんですね。どうしよう、あの逆らったら燃やされちゃう装置とか埋め込まれちゃうんかしら。

今回のサリーたんは引き続きピザ屋のバイト。サリーたんの目の前で舞人さんが勝ちましたが、浮かない顔です。優しいサリーたんはジョーさんのことも心配なのだな。まあ、あんな身の上話を聞かされてはね。

飛龍との決着、そしてマイトカイザーの誕生と、盛り上がった回でした。舞人さんかわいかったなー。番組の趣旨に真っ向から逆らっちゃいますが、超AIなしオイシイ。。やはしパイロットの声が全部聞こえるのはよいです。苦戦したときとか苦戦したときとか、あと、苦戦したときとか。(ぉぃ まだまだ新ロボは出るはずなので、つかの間の幸せを噛みしめたいと思いますw