勇者特急マイトガイン #26

第26話「赤い霧の恐怖」

どこぞの発電所が機能停止したというので、舞人さんはガインとともに調査に出かけます。そこには、色濃く立ちこめる赤い霧。不審に思いながらも中に突入すると、突然マイトウイングの計器類に異常が発生します。ガインも自身を制御できない模様。「この霧のせいか……?」人間には影響が出ないってことで、舞人さんは単身ダムを調査しに行くことにしました。湖面を見ると、そこには謎の装置が。ダムの水を吸い上げては赤い霧を噴霧しています。舞人さんが腑に落ちたその時、背後から手裏剣が! なんやら忍者が襲ってきましたよ。忍者ということは、今回の敵はショーグン・ミフネ。忍者は手練れでしたが、舞人さんはドリル特急を呼ぶことで難を逃れます。

場面が変わって、ここはエグゼブさんの基地。ウォルフガングがぶつくさ言いながら新ロボのテストをしています。パイロットはジョーさんです。マイトカイザーに敗れ飛龍を失ったジョーさんは、エグゼブさんの口車にほいほい乗せられたようです。マイトカイザーさえ倒せればあとはどうでもいい、とテストに励むジョーさん。新ロボはまだまだ調整不足らしく、ジョーさんの動きについて行けず。ついにはオーバーヒートで故障。「何回ワシのロボを壊せば気が済むんじゃ!」とウォルフガング。応えてジョーさんが「悔しかったらマトモなものを作れ!」と。いがみ合っているようですが、目的が同じために意外と仲よさげに見えますw

ミフネは舞人さんに赤い霧のことを知られたので、作戦を急ぐことにしました。地方で実験してたら次は当然首都ですよね。というわけで、ヌーベルトキオシティを赤い霧が襲います。シティは大混乱。電車も衝突事故を起こしますよ。事故による喧噪の最中、今度はロボットが暴れ出します。ミフネ配下の忍者部隊が3体も。彼らのロボットは特殊なシールドを施しているので、赤い霧の影響を受けないんですね。しかし、霧の元が忍者の秘薬て。どうもアナログに薬草をごりごりしてるイメージなのですが、未来に生きる忍者はハイテクにも対応してるのかもしれません。ナノマシンかなにかなのか?

浜田君に赤い霧の分析を依頼していた舞人さんですが、ロボが暴れ出したと知って分析結果を待たずに出撃します。「金もかけるが命も賭ける! そうだろ?」って舞人さん、かっこいいんですが、ウォルフガングさんが聞いたら地団駄を踏みそうです。そうですね、勇者特急隊が壊した街は、旋風寺財閥が補償してそうだもんなー。

赤い霧の中、マイトカイザー以外の勇者特急隊が先行しますが、やはり計器を狂わされてパワーが半減しています。でも、超AIには影響が出ないのね。恐るべし旋風寺重工の技術。先行したガインらの惨状を見た舞人さんは、とりあえず戦闘を彼らに任せ、霧の発生源を叩くことにしました。舞人さんが向かったのは……雲の上。雲の水分を元に、霧をばらまいていたんですね。霧の発生装置は特にロボに変形することなく、あっさり叩き壊されました。霧さえなければ勇者特急隊に負けはありません。次々と忍者ロボを撃破するマイトカイザー。しかし、そこに謎のロボットが! 残った雑魚忍者を一撃で倒し、マイトカイザーと対峙します。戦慄する舞人さんの脳裏に浮かんだパイロットとは。そうです、ジョーさんです。「今度こそ決着をつけてやる!」とジョーさんが高らかに宣言したところで今回は幕です。次回、「飛び立て! G(グレート)マイトガイン」に続く。あーあ、舞人さんの名乗りはもう終わっちゃうのかなー。