どきゅあに #15

第15回「檜山修之参上! 放送部出身×班目と板津×ガオは恩返し」
というわけで。muniさんちに情報があったのでいそいそ聴いてきましたw いやー、あたい檜山歴浅いからこんなにたっぷり仕事の話してる檜山さんなんて初めてじゃん。かっこいい。。元々、職人好きでもあり。声優という仕事がどんなものかは知りたかったりするので。色々参考になりました。そういやこんな本も買ったっけ。→声優になりたい人の本―夢を届ける仕事をする! 声優になる予定は一切ないですけどもw インタビューは面白かったですよ。


パーソナリティの小林さんとは旧知の仲らしく。おまえらのゲストにも来てたんですって。最初期のおまえらはライターさんに逆インタビュー、なんてこともやってたらしい。曰く、自分と森川さんが思いつきでやりたいことをぶち込んでたようなイベントだったので、と。今の「お笑いトークライブ」になったのは、やはり笑いを取るのは気持ちよかったから、みたいな感じでした。初期のそういう、しゃべり場みたいなおまえらも見てみたい気はしますがw その前に1回くらい行きたいよ、どんなのでも。

以降は「人に歴史あり」みたいな。檜山さんの声優人生を順を追ってという感じ。普段アニメ見てて、主役なんかやってればすごいなっつか普通にそれで生活してるもんだと思っちゃいますが、檜山さんがバイトしなくてよくなったのは幽白の終わり頃らしい。飛影やって舞人さんやって、でもバイトなのかー。ハマり始めて以来、虚実含めていろんな話を聞きますが、声優って、つくづくその仕事が好きじゃないとできないなあと思うです。日ナレ時代の新聞奨学生の話もそうですが、うち、ダンナが新聞奨学生だったりしたので過酷さはぼんやり知ってるんですけども。基本、休みって祝日の翌日?の朝刊しかないわけじゃん。朝は早いし、昼間学校行って夕刊配ったら即寝ておかないと保たない感じで。そんな中自分の決めた道を突き進んできた檜山さんてすごいなっつか。ダンナは新聞奨学生をやって何をやっても生きていけるな、という自信がついたとか言ってましたが、檜山さんも、学生時代から声優で食えるようになるまでの間の積み重ねあったおかげで、今、声優の仕事ならなんでもできる、みたいなことを言ってました。そりゃまあ、仕事にも色々あるけど、声優やれてるんだからいいじゃん、みたいな。
そういえば、wikiに載ってる「(舞人は超金持ちなのに)声が貧乏くさい」というネタは、当時の先輩が「どうせいいもの食ってないんだろ?」と天丼をおごってくれたといういい話でしたw 檜山さんの声のハングリーさは大好きなので、わりとそんな役だとうはうはしちゃいますがw てゆか元から2番手でギリギリ歯ぎしりしてるようなキャラ好きなのね。日向小次郎とか。才能はあっても恵まれてるとは言えなくて、逆境を力業でのし上がってくキャラ。そういうキャラって、蓄積があって面白いだよね。なんだろ、何も知らないから優しい人と、色々知ってるからこそ優しい人だったら、後者の方が安心できる感じ。自分は割と温室育ちなので、半分恐れみたいなのもあるんだけどね。敵わないから。

小林さん的に、斑目げんしけん)声の秘密が気になったらしく。そんな話も出ました。斑目は、オーディションに行ったときに台詞の意味がさっぱり判らなくて。じゃあ、インパクト勝負で行きましょうってことでできた声だそうです。原型はなんとネズミ男だとか。うーん、斑目なあ。げんしけんはちょびっとだけ見たのだけど、色々刺さることが多くて(汗)古傷が疼きまくるので保留してるのでした。やめてそれだけは言わないでぇえ! って気持ちになるの。。前後しますが、このあと「すーぱー・まにあっく」をかけてたんですけども、「自分さえ愛せないまま萌えキャラに愛を注ぐ」って痛いよばかー。うるせえこちとらYAOIST25年だ、そんな自分をいつか愛してみせるぜ。何を書いても愛することには必死なのに愛されてることには鈍感な話になっちゃうんですけど、いつか謎が解けるかしら。さておき、斑目声は出すこと自体は割と楽なんだけど、コントロールが難しい声で。(曰く、ナックルボールw)斑目声としては成立してたけど、コントロールを把握したのは2期になってから、なんて言ってましたね。
もひとつ、小林さん的にひっかかったのが、東のエデンの板津だそう。なんだろうな、ちょっと言ってることが抽象的だったんですが、アニメっぽくない声で新鮮だった、っていう解釈でいいのかな。生っぽいつか。ちょっと拡大解釈ですが、「引きの演技」の話なのかも。板津は、前にあにめじ湯でも言ってましたけど、専門用語が多い+広島弁なので、すごく大変、と。多分他にも細かく色々あるんだと思うんですが、板津の声について語る檜山さんはすごく楽しそうで。今までの話を聞いてもそうなんですが、檜山さんにとってのやりがいのある仕事っていうのは、それをやることで学べる何かがある仕事なのかなーとか思ってみて。できることはもういいから、今できないことをやってみたい、みたいな。このあと勇者シリーズの話も出ますが、声優をやった20数年の半分の地点の、ガオガイガーがヒーロー声の節目だとするなら。以降の十数年は、何を探したんだろうな。目下の関心は、お父さん?w
あ、劇場版の板津は出番結構あるそうです。今週末からですね。楽しみだー。

ここで「すーぱー・まにあっく」を挟みまして。その流れからひーそんの話。というか、自分が歌うことについて。声優である自分に歌のオファーが来るということは、声優として歌えってことなんじゃないかなと思う、みたいな話を。ただ歌うというより、その曲を演じる、というか。なるほどなあ。自分はこー、それなりに真面目に音楽を聴いて来ちゃってるので、キャラソンとその歌い方にはちょっとね、思うところがあったわけですよ。ミュージシャンにとっての音楽は、それ自体が己自身なので。自分の内側からわき上がる衝動を、音にする。その迸る衝動を聴くのが楽しみで音楽を聴いていたもんで、キャラソンの、キャラを演じつつ歌うという、なんとなく薄布一枚隔てた感じがあんまり好きではなくて。キャラで声を出しつつ歌うことで、その人自身の声が聴けなかったりもするし。けど、キャラソンはキャラソンとして聴かないといけないんだなーと思いましたです。多分、キャラソンならではの聴き方がある。それを知るのは、面白いかもしれない。

それから、声優になる前に好きだったアニメは何ですか、という辺りから、ガンダムをやった話へ。テレビまんがからアニメになったのはヤマトからなんだ。ガンダムシリーズの主演をやったことについて、何か感慨はありますか? という質問に、周囲にはそういう、ガンダム大好きで特別な感動を期待する人が多かったんですけど、逆に多すぎて自分はちょっと冷めたかな、なんて話を。自分にとってのガンダムはアニメというよりガンプラで、中でもザクが印象的だったと。敵メカのおもちゃが出ることが衝撃だったなあなんて言ってました。そういえば。ファーストガンダム自体は打ち切りだったんだよな。そのあと、プラモから人気に火がついて、同様の路線のリアルロボットもの、といわれる作品群が出てきて、それからじゃないかな、ガンダムという作品が再評価されたのって。あんま詳しくないのでいっぱいツッコまれそうですが(汗)苦手だったんすよ、リアルロボット。なんか重くて。あの頃はジャンプアニメを一生懸命見てましたw いわゆるジャンプ黄金期作品のアニメ化も盛んだったですよね。

檜山さんといえば、勇者シリーズで2回も主演と何故言わない、と小林さんが話し始めて。それから、勇者シリーズの話に。先ほどの舞人さんが実は貧乏(違)の話とか、ガオガイガーについて。マイトガインは初の主演だったんで、そこで自分を育ててもらって。ガオガイガーで再び呼ばれたときは、恩返しのつもりだった、と。マイトガインの音響監督でもあった千葉さんに、成長した自分を見せたかった、とか、そんな感じかな。おかげで?ガオガイガーは代表作になり。未だに自分は勇者王だぞと。この辺の話は、ガオガイガーの超再放送でも言ってたかな。

告知をどうぞってことで、月末にはおまえらが、と、東のエデンと。そして、ガンダムMS動画図鑑の話が出ました。あれ、足かけとはいえ7年半もやってたのか。あんまりやらないナレーションであり、専門用語てんこ盛りであり。苦労もしたし、ひやまにあ的にも面白いと思うので、是非見てみてくださいとのことでしたw うわーどうしよ、1本くらいは見てみるべとは思ってたけど。7年半分の聞き比べしてみたい。。モビルスーツさっぱり判んねぇのに。とまあ、まんまと術中に落ちそうなところで締めw

熱いお話に釣られて暑苦しく長文書いちゃったよ(汗)あ、締めの言葉も書いておくか。
「これからも、節操なく欲張りに仕事していきたいと思いますのでw」
うむ。自分も節操なく何でも聴くぜ。なんかね、檜山スキーになってから色々、偏見が取っ払われていくというか。上に書いたキャラソンもそうだし、BLもね、実は商業誌モノはあんま得意じゃなかったんですけど。ロボットアニメも見てなかったし。未知の世界にどんどん出会えて、ファンやってても面白いです。今、すごく。