勇者特急マイトガイン #30

第30話「戦え!屋台ラーメン」

いやー、ホイさんとチンジャさんがらぶらぶ過ぎて吹いたw てゆかチンジャさん健気すぎだろ。。一瞬すごい美形声だった! サリーたんに「お代はいいよ」って言うところ。置鮎さんー!

というわけで。パープルさんにすべてを奪われたホイさんたちが何をやっていたのか、というのが今回のお話です。おなかを空かせたサリーたんと弟が立ち寄ったラーメン屋。その店員が、なんやら見慣れた顔だったのですねー。悪事の時には華麗なスパイ活動もこなすチンジャさんですが、どうにも料理は不得意なようで。弟君にきっぱり「マズイ!」と言われてトホホ顔。そこに飲んだくれてただのヒモになったホイさんが絡んできたりして、そりゃもうたいした嫁っぷりです。心優しいサリーたんは、彼らの身の上話(「美しき悪の華」回想)を聞いて、店を手伝うことにしました。しかしサリーたん、ネオ荻窪の有名なラーメン屋でもバイトしてたんか。なんだかサリーたんが舞人さん以上になんでも出来るような気がしてきました。


サリーたんの作るラーメンは、たちまち大評判に。何日手伝ったか知りませんが、料理評論家までやってきて褒めちぎっております。「しかも、看板娘がかわいい!」って、味関係ないやん。サリーたんかわいいけどさ。
評判を聞きつけて、舞人さんと浜田君も屋台にやってきました。道すがら、舞人さんが「ラーメンにはちょっとうるさいんだぜ」って言ってて吹いたw や、いつから檜山さんがラーメン通なのかは知らんのですけど。
そんな頃、急に売れ出したホイさんの店を見逃していない人がいました。ホイさん凋落の元凶、パープルさんです。いやまあ、ずーっとわざとらしくパープルの宣伝飛行船が店の上空を飛んでたんですけどね。「アタシタチの正体を知っているのが厄介ね」とオカマのジャーマネが水を向けると、そんなことよりマイトガインを倒したいよとパープルさんは言いますが。優秀らしいジャーマネは、全部まとめてやっちまうことにしたようです。
てなわけで。舞人さんが嵐を呼んだ結果、ホイさんの店は暴漢に襲われておりました。てきぱきと暴漢をやっつけ、チンジャさんに事情を聞く舞人さん。チンジャさんはなんとなくヤバいと思ったのか自分自身を「田中せいじ」と名乗り。ホイさんはもう、サリーたんたちにばれていたので、「ホイは店の名前(回々軒)から来たあだ名で……」とごまかします。曰く、身に覚えがないと。「何か絶対事情があると思うんだけど」といぶかしがる浜田君。まあ、今回ホイさんたちは悪巧みしていないのでね、灰色の頭脳は流すことにしたようです。そこに乱入してくる坂本ことホイさん。チンジャさんに向かって「どうせお前も裏切るんじゃろ!」と散々です。こういうことも見過ごせない舞人さん、坂本さんに説教。「お金なんかなくたって、もっと大事な、仲間がいるじゃないか!」と。舞人さんが言うとイヤミになりかねませんが、そこはすかさずサリーたんがフォローに入って事なきを得ました。そして、乗りかかった船だと舞人さんも店の手伝いを始めるのです。スケボーで颯爽とラーメンを配達する舞人さんはかっこいいですが、ラーメン食うシーンは見たかったぞ。

CM挟んでその頃。いずみさんが舞人さんの行方を捜していました。大事な会議があるのです。舞人さんは旋風寺コンツェルンの総帥なのです。割と忘れがちで、都合のいいときしか出てこないけど。そこに、青木さんが回々軒のチラシを持って現れます。「お友達のお手伝いをしているようですよ」ですっぽかされる会議に集まった面々乙。
忙しく配達して回る舞人さんのところに、いずみさんから連絡が。「事件か!?」と色めく舞人さんですが、連絡はラーメンの注文でした。そういえば、前回は一日休みを貰うためにずいぶん悩んでた気がするんですが、手のひらを返したようにこれかいw が、注文したラーメンは届けられることはありませんでした。なぜなら、計ったようなタイミングでパープルさんちのロボが暴れ出したからです。注文から一転出動要請へ。ロボの相手はマイトカイザーとマイトガイン、2体体制で行います。
屋台のそばでは、サリーたんと弟君がマイトガインをせっせと応援していました。チンジャさん改め田中せいじさんは、「マイトガインが好きなのかい?」と弟君に尋ねます。弟君は元気よく「うん! だってかっこいいから!」と答えます。それを聞いて、ホイ製ロボのダサさに思い至る田中さん。まあ、実用一点張だと自分も思います。性能はいいんだ、性能は。
そんな風に田中さんが自社ロボにツッコミを入れていると、先刻舞人さんが倒した暴漢が再び現れました。きたないさすがパープルきたない。「マイトガインがこっちも助けてくれればいいけどな!」と。狙って来てるくせにー。意を決した浜田君も歯が立たず、田中さんは殴られ放題です。でも、「もう一人のじじいの居場所を吐け!」と言われたとき、相手につばを吐いたところはかっこよかったぜ。そして、そのかっこいい嫁の姿を見ていた人がいました。ヒモことホイこと坂本さんです。いつもはどこにあるんだか判らない目がぎらりと光ります。そして、持っていた酒瓶を叩きつけるのです。
「ワシの相棒に手を出すな!」
スープの寸胴の蓋とお玉を構え、暴漢たちと対峙する坂本さん。ナメてかかった暴漢たちを、瞬く間に倒していきます。さっきまで酔っぱらってふらふらだった人とは思えないです。酔拳か? 酔拳なのか? と思ったら、なんと「広東料理拳」でした。ホイグループの総帥だったとき、歩くのもおっくうそうだったこの人に、そんな特技があったなんて! 「体は覚えてるもんじゃワイ」って、もう田中さんはメロメロだー! まあ、目が覚めたようで何よりです。「こんなワシについてくる相棒はお前しかいないワイ」と言われ、田中さんも感涙の涙・涙でございます。ツンデレもありがとうございました。

あ。パープルさんちのロボはどうしたかって? ええまあ、Gマイトガインが倒しました。でも、しばらく2体体制の戦闘をやってくれたので、舞人さんのやられ声がたっぷり聴けて美味しかったですw 「レーッツ! グレートマイトガイーン!」のバンクの舞人さんカコイイ。

そんなわけで。立ち直った田中さんたちは旅に出ました。「いつかマイトガインよりかっこいいロボットを作って!」「マイトガインより目立ってやるぞー!」と誓いつつ。せっかくの門出に舞人さんは間に合いませんでしたが、ホイという名前は最後まで引っかかっていたようです。

しかしさ、店に舞人さんが現れたときも、マイトガインが出現したときも、サリーたん思いっきり「舞人さん!」って言ってたんですけども。もうマイトガインの操縦者の正体はどうでもいいのかな、ホイさんたち。散々煮え湯を飲まされた相手の説教で立ち直っているとはなんたる皮肉w

次回は「友情の合体バトル」。浜田君が漫画家志望だったことなんてすっかり忘れてたよ!