勇者特急マイトガイン #31

第31話「友情の合体バトル」

友人にお借りした「レッツ!マイトガイン」舞浜Bros.Ver.を聴きつつ。今回は浜田君メインでございます。( ゚∀゚)o彡°学ラン! ( ゚∀゚)o彡°学ラン!

浜田君が漫画家志望だったことをすっかり忘れていたのは前回分で書きましたが。勇者特急隊でロボの設計まで出来る人が何故に漫画家。「僕はマンガで世界平和に貢献したいんだ!」って言われてもなあ。裏方とは言え、あなた既に全世界からアテにされてるじゃないですか。


まあ、夢は夢ですし、16歳ですし。自信作「ナイスガイン」が実はノンフィクション*1であっても、マンガは描きたいのでしょう。そんなわけで、浜田君はどこぞの新人賞に応募するべく一生懸命マンガを描いていました。夏休みが明けて新学期、授業中に爆睡するくらいに。舞人さんが学校に通っていたのもびっくりっつか、制服って学ランだっけ? ブレザーも見たような気がするんだけど? とか、色々細かいツッコミもあるんですが、一番は。舞人さん、学生としてはタチ悪すぎw 頭脳明晰・文武両道・人望に厚いにも関わらす先生の覚えがめでたくないというのは教師として一番扱いにくいと思うのですよ。今回は悪びれず「宿題があったこと自体忘れてました!」と先生を煽っていました。あまりにもきっぱりと言われて先生も呆気にとられています。このままでは沽券に関わると先生が出した難問も、あっさり撃破。悔しくてしょうがない先生の怒りの矛先は、隣で居眠りこいていた浜田君へ向かいます。浜田君もきっと、運動はともかく勉強は、習わなきゃいけないことはもうないような気がするんですけどね。学校生活は授業のみにあらずとは言え、舞人さんと浜田君の反則ぶりはほとんど嫌がらせだよなあ。舞人さんに至っては、地位も名誉もあるのだし。カサに着ないとはいえ、舞人さんは天然で無礼だからなー。*2

まあでも、浜田君は日頃それなりに優等生だったらしく。マンガ描きのせいで遅刻・居眠り常習犯になってしまうと、周囲も訝しがります。もちろん、一番近くにいる舞人さんも。学校生活だけでなく、勇者特急隊業務にも支障が出始めて、舞人さんの心配はMAXです。気になる舞人さんは、浜田君の後をつけてみることにしました。どこか上の空で、帰路につく浜田君。ネームのことを考えすぎて、信号が赤になったのも気付かず道路を渡ったりしてしまいます。トラックに轢かれそうになる大ピンチは、もちろん舞人さんが解決。そこで、浜田君の事情を聞くのです。
「今は夢に向かって全力投球しろよ!」と舞人さん。その言葉に背中を押されて、浜田君はしばし勇者特急隊をおやすみすることにしました。どこぞの新人賞に応募する原稿が上がるまで。

その頃。パープルさんちの優秀なジャーマネさんが、カネをちらつかせてヒットマンを雇っていました。ターゲットはマイトガイン。いやでもさ、「マイトガインの頭の皮を剥いで持ってきてやるぜ!」はないと思うのよ。マイトガインはガインとその他2体が合体したロボットなので。装甲の一部でも持って帰る気なのだろうか。まあとにかく、頭は悪いんだけど腕っ節の強そうなハンターが引っかかりました。浜田君が抜けている今ちょっと危険かもです。

浜田君の原稿もギリギリで仕上がり、郵送では間に合わないってことで、浜田君は持ち込みに向かいます。てゆかさ、知り合いの編集者が太鼓判を押すくらいの出来なら、普通に持ち込みしても良いのでは? まあ、よしんば賞が獲れたとしても、連載を持っている暇は浜田君にはないような。ま、まあいいか。気にしてはいけません。
その持ち込みの途中、狙ったように現れるハンターさん。浜田君は、締め切りに間に合わせるために、ロボが暴れる危険地帯を突っ切ろうとします。そして案の定、戦渦に巻き込まれて渾身の一作はおじゃんに。しかも、おろおろと飛び散った原稿を拾い集める浜田君を庇って、舞人さんが怪我をしてしまいました。はた迷惑ですが切ないです。ああ、世界が平和だったなら、弱冠16歳で世界平和を背負うこともなかっただろうに。勇者特急隊の仕事、ものすごく楽しそうですけどね、浜田君。そもそも自分の考えたロボが実体化して既に平和を守っているという状況下で、なおも漫画家にこだわるのもよく判らないのですが。美少女エロが描きたいんだ!とかならともかく、浜田君が描きたいのはヒーローモノなんだしなあ。

さておき。怪我をして気を失ってしまった舞人さんの代わりに、浜田君はマイトカイザーに乗り込みました。一応開発者ですし、動かせるはずだ、と。迷惑をかけた罪滅ぼしのつもりもあったでしょう。
ですが、マイトカイザーの操縦に求められるのは、バトルセンス。理論は判っていても体がついて行かない浜田君は大苦戦。敵にも「こんな素人が相手だったとは」とバカにされてしまいます。ガインオンリーのマイトガインもついてきてはいますが、やはり歯が立ちません。脱せないピンチに、舞人さんは目を覚まします。そして、マイトガインに乗り込んだのです。

有人になった途端マイトガインの強いこと。舞人さんの戦闘センスには超AIも及ばないってことでしょうか。ですが、先刻の怪我が元でなかなか敵を追い込みきれません。そこで舞人さんは、浜田君に合体協力を頼むのです。グレートマイトガインになれば敵なしなのはいつも通り。「浜田君、マンガのヒーローの条件は知っているね?」「努力!」「友情!」「そして、勝利だ!」てなわけで、勝ちました。そうかー、マイトガインて週刊少年ジャンプ連載なんだ。

しかし、何日もかけて描いた原稿が燃えてしまうなんて怖すぎる……。浜田君もそこは締め切りより原稿を守ろうよ。「ナイスガイン」は幻の作品になりましたが、浜田君はノンフィクションじゃない話をまた描くことにしたようです。浜田君の夢のためにも、頑張れ勇者特急隊! 負けるなグレートマイトガイン!

すごいツッコんでいますが、友情合体はやはし燃えましたよ。ガインたち超AIにも人格はありますが、やはり大人と子どもで、ロボたちが支える感じだし。対等な二人が力を合わせて、というのはいいです。

あ、そういえば。ホイさん時代は実用一点張りだったロボですが、ロボットマニアが頭になったせいか、センスがよくなっていました。凶暴そうだけどどこか愛嬌のある、いい感じのロボでしたよ。

次回はウォルフガングじーさんが頑張るようです。

*1:「歌のアルバム」参照。ロボが出てこないだけでまんま舞人さんw

*2:脚本によるんですけどね