勇者特急マイトガイン #34

第34話「悪夢のオンエアー」

だいぶ遅れちゃった。。すいません。なんかしばらく空けたら感想文のフォーマット忘れちったい。。
というわけで。今回はパープルさんです。ここ何回かはマイトガインでは見かけない脚本家さんが続いていますね。

始まりは舞人さんの悪夢から。おお、ガインが緊縛……。じゃなくて。どうもガインが苦しむ夢を見たようです。「ガイン! ガイーン!」と悲痛に叫んだところで目が覚めます。起床を察知したらしい青木さんから妙な慰めをもらいますが、その信憑性には疑問な様子。

いつものように敵が現れ、いつものように出動する舞人さんとガイン。軽くてすばしこいが雑魚いロボに、余裕で応戦する二人ですが、その裏でパープルさんとジャーマネが妖しく笑います。「さあ、リハーサルだ」とパープルさんがギターを弾き始めたとき、ガインに異変が。急に苦しみだしたかと思ったら、なんと、マイトカイザーに刃を向けたのです。舞人さんは必死に正気に戻そうとしますが、狂ったガインは止まりません。BGMにはパープルさんが歌う「ブラックダイヤモンド」が意気揚々と流れています。どこぞのステージで、パープルさんもノリノリです。ですが。ガインとカイザーががっぷり組んで、舞人さんが悲痛にガインを呼んだそのとき、パープルさんのギターの弦が切れました。それによって、正気を取り戻すガイン。なになに、どういうこと? 「あ……頭が……痛い……」ええと。超AIには痛覚があるのか! さすが高性能。必要な機能かどうかは謎ですが。えと、頻繁に出していただければ萌えますw >痛覚


異常の原因は、浜田君がさっくり分析してくれました。なんでも、どこぞから毒電波が流れてきて、ガインたちの超AIを狂わせ、操られてしまったんだそうです。発信源も調査済み。ですが、今のところ防ぐことができないので、浜田君はガインたちの超AIを停止させようと言い出しました。「それじゃ、ガインたちは仮死状態に!」と舞人さんは抗議します。ロボなんだからメンテだなんだでしょっちゅう止めてそうなイメージがあるんですが、超AIを人格と考えるとまあ、オオゴトだわな。毒電波の攻略が済まないことには、いつ起こせるか判らないわけですし。いよいよ超AIを止めます、という時には、舞人さんも涙を浮かべていますよ。

さてと。毒電波の発信源は調査済み、そして舞人さんはかなり頭に来ている、となれば、早速潜入調査だ! 危険だと止める周囲を振り切り、舞人さんは単独発信源へ。なんでも、最近できたばっかりのテレビ局だそうですよ。このご時世に怪しいですね。案の定、中ではガラの悪そうなテレビマンがパープルさんと通信してニヤニヤしています。そのパープルさんはといえば、朝っぱらから信者を集めてコンサートの予定みたい。なるほどねえ、ファンサービスをしつつ一方ではマイトガインたちをやっつけちゃおうという作戦です。
ガードマンの隙を突いて、舞人さんはテレビ局に侵入成功。早いとこ発信装置を破壊しようと走りますが、そこには数々の罠が。赤外線トラップや、ロボット犬、そして大量の警備員。謎の大道具部屋に迷い込んだときは、集中砲火を浴びたりします。そのせいで、ビルの内部構造を見ることができたナビゲーターが壊れてしまい。道しるべを失った舞人さんは往生します。そこへ、浜田君の天の声。こっそり抜け出してきた舞人さんの行動パターンは、浜田君に読まれていました。「突き当たりのエレベーターで40階に向かえ! そこに発信装置がある!」とまあ、ナイスなタイミングで指示を出します。浜田君は本当に優秀だなあ。

エレベーターが向かった先には当然敵が待ち構えていますが、それを上手いことかわし。とうとう発信装置を見つけました。「これが……」と近づこうとしたそのとき、背後から敵が! 舞人さん、がっつり首をキメられてしまいます。ぎりぎりと首を締め上げられ、苦しい息の中呼ぶのは「ガイン……っ」。しかし、超AIは停止しているのです。外では浜田君が必死に舞人さんと連絡を取ろうとしますが、応答は返ってきません。すると。青戸の工場で沈黙していたガインの目がきらりと光ったのです。そして、舞人さんの意識が途切れそうになったとき、壁を破ってガインが現れたのでした。他の勇者特急隊とともに。

発信源で舞人さんが大暴れしている頃、パープルさんは呑気にファンに愛想を振りまいていました。ライブ開始のカウントダウン。しかしその裏で、別のカウントダウンも始まっています。発信装置に爆弾を仕掛け、小さくカウントを呟く舞人さん。パープルが嬉しそうに「ゼロ!」と叫んだそのとき、発信装置は爆破されたのでした。ここの舞人さんかっこよかったの。爆弾はブレスのリモコンでスイッチを入れ、じりじりとガインが破った壁際へと下がり。ゼロのカウントを叫ぶと同時に地上40階から外にダイブですぜ。重力? 何それおいしいの? ってことで、ドリル特急のコクピットに収まった舞人さん。Gマイトガインに合体して雑魚ロボを蹴散らし、めでたしめでたしです。
「ガイン、お前どうして……」「声が聞こえたのさ。舞人が俺を呼ぶ声が」ええと。超AIすげー。ブラックガインの時に見たのは普通にメカっぽい基盤だった気がするんですが、実はどこかに有機的なパーツがあったりするのかしら。子供番組で細かいことを言うなって? ふふん、子供番組だからこそ子供だましは許されないのよ。まあなんというか。超AIは「心」なんだなあと、そんな風に思いました。

次回はジョーさんと決着がつく模様? 予告の声も熱いぜ! ……放映はすでに終わっているので早めに書きますね。。