勇者特急マイトガイン #36

第36話「巨大カボチャの襲来」

お金大好き、宝石大好き、心は乙女、でもはた迷惑。ビトンさんがまたやってくれました。ちょっと今回、災害規模は最大級だと思う。。オードリー優秀すぎだろ。なんであんなのに仕えてるのか全然判んない。それも愛なの? というわけで、ハロウィンってことでカボチャが大暴れです。


今日はお城(旋風寺邸)でハロウィンパーティ。舞人さんは張り切って仕事を片付けます。大変だなデスクワーク。出来ればデータ化した方がいいと思うぜ。エコだし。その頃、街には謎のカボチャヘリが飛来していました。カボチャは空から何かを蒔きます。すると、なんということでしょう、そこら中からにょきにょきと、植物が生えてきたのです。当然街は大騒ぎ、連絡が入った舞人さんは、勇者特急隊と出動です。今回はマイトガイン以外も大活躍。まあ、役に立たないのは敵ロボと戦うときだけで、救助活動はお手の物ですわね。しかし、謎の植物の生長はとどまるところを知らず。見る間にヌーベルトキオシティを覆い尽くしていきます。自然怖い。大地が育んだ巨大兵器は街を粉砕、育つだけならまだしも、人や車にも悪戯するからタチが悪い。勇者特急隊も懸命に除去作業をしますが、枝葉を払っても埒があきません。「大本を叩くしかないか……」舞人さんは、植物の中心部へ向かいます。

「舞人! 植物の正体がわかったぞ! カボチャだ!」浜田君は相変わらず優秀です。さくっと調べてくれました。すごくイイ声で「カボチャ!?」といちいち驚く舞人さんがちょっと面白い。さて、中心部に向かうとそこには件のカボチャヘリが待ち構えていました。「アタクシのカボチャを傷つけることは許さなくってよ!」「やはりお前かカトリーヌビトン!」ヌーベルトキオシティも大変だよな。理念を持って世界征服したい輩だけでも大変なのに、ビトンやミフネっていうデムパも相手しなきゃいけないんだから。ビトンもさ、こんなコンクリに覆われた痩せた土じゃなくて、郊外の畑か何かで育てればいいのに。きっと美味しくないよ? 「何故こんなことをするんだ!」舞人さんもいい加減うんざりしてると思うんですが、一応尋ねます。ビトンの答えはこうです。「カボチャの馬車を作るのよ!」あ、食べるんじゃないんだ。なんでも、ビトンは可哀想なシンデレラ。魔法使いのおばあさんが現れて、ボロ服はドレスに、ネズミは馬に変えてくれたんだけど。肝心のカボチャがありません。「カボチャがないなら舞踏会には行けないね。じゃ、また!」と魔法使いは消えてしまい。雪辱をはらすために立派なカボチャを作ることにしたそうです。……という夢を見たのさ、という話なんですが。どんだけ受信してるんだこのおばさん。魔法使いが去ったのは年増だからじゃないのか? さらにオードリーはビトンの電波度に比例して優秀だから手におえねぇ。

植物なので、しばらく待てば花が咲きます。受粉させるべくハチロボ部隊が出たりしましたが、勇者特急隊がそっちにかまけているうちに、実をつけてしまいます。なにせ、茎の太さが数メートルもあるような巨大なカボチャです。その重さだけでビルがぶっ潰れたりします。当然勇者特急隊はカボチャを破壊しますが、それにビトンがものすごく怒るのです。「乙女の夢を壊す奴は犬に蹴られて死んじまえーっ!」怒ったビトンは例の特殊なカボチャの種を勇者ロボたちに蒔きます。すると、マイトガインたちの体からみるみるカボチャの蔓が! 蔓に絡まって、ロボたちは身動きがとれなくなります。ビトンは触手が好きだなあ。私も大好きですが、マイトガインの場合巻かれるのはロボだからなー。ガインのポーズはちょっとしどけなかったけど。(ぉぃ まあとにかく、ぎっちぎちと蔓に巻かれて身動きのとれないマイトガインたち。そこに、カボチャヘリ改めカボチャロボの振り上げた巨大な鎌が迫ります。「そうか、これだ!」きらりと輝いた鎌の刃を見て、舞人さんはビームをそこに反射させることを思いつきました。反射して飛び散ったビームはマイトカイザーの蔓を焼き切ることに成功、舞人さんは他のみんなも助け出しました。「ガイン、合体だ!」Gマイトガインになってしまえば、あとはもう片付けるだけです。マイトガンナーも合体し、とどめはパーフェクトモードでした。そういえば、前回の轟龍戦では使わなかったな、マイトガンナー。

カボチャロボが消えるとともに怪物カボチャも消えましたが、ヌーベルトキオシティは粉砕され尽くして平地になっていました。オソロシス。きっと旋風寺財閥が再建してくれるとはいえ、二度と戻らない思い出の品もあっただろうに。それとも、市民は慣れっこなのでそういうものは持たないようにしてるのか?

街は壊滅しましたが、舞人さんが楽しみにしていたハロウィンパーティは予定通り行われます。全く金持ちは。「もう、カボチャはこりごりだよ」と舞人さんは言いますが、浜田君はカボチャのコスプレなんだぜ。他にもカボチャがいたし、ヌーベルトキオシティの市民のタフさは半端じゃねぇ。

そうそう、サリーたんですが。スーパーでハロウィンフェアの売り子をしていました。制服かわいかったなあ。

さて、次回は浜田君が。恋……?